今回ご案内する内容は、全ての販売店に伝わっていないことがございます。このコーナーを見てお店に行かれても、お店の方が内容を把握していない場合は、お手数ですがこのコーナーを見ていただくようお伝えください。
最近のドライバーシャフトは一段と軽量化が進み、中には20g台のものまであります。しかし、40g台前半から軽いシャフトのほとんどは柔らかくてトルクが大きいため、ミート率が下がってしまうことがあります。また、そのようなシャフトを上手く打つには、スピードを落としてゆっくり振らなければならないなど、軽さのメリットが最大限に発揮できていないことに着目しました。
今回、クラブ装着時シャフト重量が40g台前半でありながら、実践的な仕様のシャフトを
「ファイアーエクスプレス PROTOTYPE 40」として、ご提案させていただくことになりました。
適度なしなりがありながら、トルクを抑え、軽量化された分を最大限スピードに還元できるシャフトです。
ファイアーエクスプレス開発担当者は、このシャフトで大胆なチャレンジを行いました。
シャフト積層中の85%以上を
東レ製高弾性高強度(ハイテンシルグラファイト)の「TORAYCA T1100G」を使用する
という今までに無い発想を設計に取り込んでいます。また、チップ部には当たり負けの無いよう「タングステンパウダーシート」を採用。近い将来、このような材料構成のシャフトが主流になるかもしれません。このシャフトは「近未来シャフト」です。
社内テストを終えて、昨年秋に数回の試打会に持ち込んだところ高い評価をいただきました。同等重量帯シャフトを装着したクラブを使用している人に比較していただくと、「フィニッシュまでの振り抜きの速さが違うこととインパクトで当たり負けしていない」と開発意図を体感しているコメントが多くありました。
PROTOTYPE 40には適合フェースのヘッドを着けていましたが、同等重量帯シャフトに高反発フェース使用者が自分のクラブと打ち比べたところ、PROTOTYPE 40が飛距離で圧倒したケースも見られました。
また、普段は50g以上のシャフトを使用している人の声として「今までの軽量シャフトは合わせる感じが必要だったが、このシャフトは普通に打てる」。その結果、「スイングスピードが上がる感じと、飛んで行くボールに勢いがある」といったように自分のフィーリングと結果が揃う(又は一致する)コメントをする方が多くいました。
そして、クラブが軽量化されることで切り返し以降にクラブが寝てしまうといったことが解消され、スイングプレーンをキープできるようになるといった効果を発見された方もいました。
ぜひ、皆さんも「近未来シャフト」を体験してください。
商品名
ファイアーエクスプレス PROTOTYPE 40
フレックス
F2、F1
※各フレックスにパープルとオレンジの2色があります。
本体価格 55,000円(+税)
スペック
重さ
F2 44g
F1 45g
以下は共通
長さ 1168mm(46インチ)
トルク 5.5°
(外層には四軸組布シートを巻いているので、スイングすると数値以下のフィーリングです)
バット径 14.8 mm
チップ径 8.5 mm
チップパラレル長さ 50 mm
クラブ組立てスペック(参考資料としてご確認ください)
F2
ヘッド 195g、グリップ 50g
45.75 インチ、バランスD0.5、振動数 218cpm、総重量 289g
F1
ヘッド 195g、グリップ 50g
45.75 インチ、バランスD0.5、振動数 227cpm、総重量 289g
※上記クラブスペックは50gのグリップを装着しています。クラブ総重量をできる限り下げたい考えの場合は別ですが、軽量シャフト装着クラブの場合、グリップはあまり軽くしないほうが、クラブコントロールがし易いことがあります。お試しください。
従来のファイアーエクスプレスシリーズでもプロトタイプを販売しましたが、後にモデル名を付けて定番で販売しました。しかし、今回は完全なプロトタイプとしての販売です。定番品として発売する予定は今のところありません。
取扱注意
シャフト全般に言えることですが、ヘッドを地面に着けての押し曲げや、部分的に負荷をかけることはシャフトにダメージを与えることに繋がります。今回、ご案内した商品は軽量シャフトのため、取扱いには特にご注意ください。
※ファイアーエクスプレス PROTOTYPE40はレンタルクラブサービスでの貸出はございません。予めご了承ください。